山と田んぼと太陽と

田舎暮らしもめでたく二年目☆のはてな?とびっくり!ときどきジーン(涙…な日々。さすけねぇ、笑ってくなんしょ♫

ヒッチハイクで旅に出た私

f:id:crystalai610:20160818170548j:plain

 

磐梯山の頂上から別次元の扉が空いた日(笑

 

朝の納品を終えて自宅へ帰る道で若いヒッチハイカーに出会いました。

にこやかに立つ赤いシャツの彼に、なぜかとても心惹かれました。

それでも、道路事情のあれこれでタイミングを逃し、停車できず(*_*)

それでも、なぜかどうしても乗せなきゃならんような気がして…(*_*)

対向車も後続車もびっちりの田舎道で、3キロ以上も進んだ先の、反対車線にあるコンビニでしかUターンができない…

よし、すんなりコンビニに入れるなら声をかけに戻ろうと決めて

いざ、コンビニがみえたその時!

それまで長蛇の列だった対向車線が…突然…いない…来る様子もない(驚&笑

あんまりのことに自分でもゲラゲラ笑ってしまいました。

そういうことなんでべした(会津

もちろんゆっくりとすんなりとコンビニへの駐車場に入り、

もちろんすんなりとUターンしちゃって、

もちろんすんなり3キロ戻りました(笑

 

もういないかもなぁ…と思ったのもまぁお約束みたいなもんで、赤いシャツ着た彼は、同じ笑顔でまだそこにいました。

 

ちょっと行った先の交差点で、これまたタイミングよく右折でき、これまたタイミングよくUターンスペースがあり、これまたタイミングよく本線に戻れました(笑

しかも今度は後続車が信号で途切れる…というおまけつき。

すんなりと、誰の迷惑になる事もなく彼の前に停車することができました。

そして、すんなりと(笑)新潟を目指していくという彼に、その道中の途中にある「道の駅西会津よりっせ」まで乗って行ってもらえることになりました。

 

若いとはいえ、複数年の社会人経験のある関西人ヒロシ君は、北海道の牧場で数か月働いて、今回の資金を貯めてからの出発で、北海道を皮切りに、日本最南端の島を目指して今年いっぱい活動しているとのことでした。

言葉を選びながらもこれからの予定や、出会った素敵な人々のことを教えてくれました。

 

そして、10分後もうひとりのヒッチハイカー、ハワイアン釣針君と出会って一緒に乗ってもらったのです。

 

この時点で、私の回路が壊れました(爆

 

なんだか次々に新しい展開が待ち受けている!

しかも、楽しいヤーツだ!

迷っている場合じゃない!

てか、このドキドキはちょー面白い♡

あ!私は試されているに違いない(ヤベ

 

と、これまたきれいにひらめいたので

何かのアクションがあったときはすべて、一番初めにひらめいたことを実行するようにしてみました。

 

もちろん、ヒッチハイカー二人は同じ車に乗せられることに多少の戸惑いはあったようですが、この際、見なかったことにしました(爆

 

それからの展開は怒涛でした。

長い話を短くするために箇条書きにいたしますと。

 

話題は「乗せてもらった人たちにしてもらった嬉しかったことについて」

自宅に招かれバーベキュー、養殖池でのホタテ食べ放題…

 私は「オラが町のいいとこも是が非でも見て行ってもらいたい」と思い、

西会津国際芸術村での会津初の縄文土器展に誘う。

西会津国際芸術村の職員の方に奥川極入の『聖天歓喜天』の祭礼を紹介される。

田舎に山道を走り、50年ぶりの祭礼に参加する。

 

f:id:crystalai610:20160824215311j:plain

普段見たことないくらいの人の集まりに驚く。

そこで、町おこしに尽力している知人とばったり。

なぜ若いにーちゃん二人も連れているのかという話題で盛り上がる。

「もし、泊まる場所探しているのならうちへどうぞ」と、言われる。

おばあちゃんたちが見知らぬ若い二人にめっちゃ喜び、華やいだ声で質問攻めにし、ちょーどや顔で自慢の漬物をふるまう(喜&嬉

ご自慢のコメと山からの水で作った甘酒がほんとうにおいしい(聖天歓喜天の大好物だそう)

ふと、今日の作業で人手(力仕事)が足りないの思い出す。

町の自慢のお肉屋さんの定食と引き換えに2時間の労働を提案する。

定食屋で少し早いお昼になる。

作業の順番が変わり、人手が必要でなくなったと連絡が来る。

釣針君は「道の駅西会津よりっせ」から新潟に旅立つと決め、

ヒロシ君は前出の知人宅への宿泊を希望する。

釣針君とお別れ。彼の前途が楽しいものであることを祈念する。

知人はヒロシ君の宿泊をもちろん快諾。ただし、3時まで予定あり。

待ち合わせ場所をこれから私の行く作業場所に設定する。

結局、ヒロシ君に作業を手伝ってもらいかなり早く終わらせることができる。

ちょうど1時間の空き時間ができ、町内の温泉の半額券でヒロシ君をご招待する。

みんなで別れを惜しみ、ヒロシ君は知人と秘密の湧水を汲みに出かけていく…

 

 

実はこの日、息子との約束で当日中に関東に戻らなければならない日でした。

納品終りの9時頃から作業開始の12時までが今日の私の休憩時間で、作業が終わったらすぐ高速に乗る予定でした。

数日不在にするので、あんなこともこんなこともして、長時間の高速の運転もあるからちょぴっと寝ようとも思っていました。

その3時間が…こんなことに!

はしょってありますが、今回の山道の移動距離は半端ないのです。

ほんとうにこの時間であの距離が移動できたのだろうかと不思議なくらいなのです。

移動時間中にはヒッチハイク中の話をたくさん聞きました。

これからの旅のプランも、人生のプランも聞きました。

私の回路が壊れているせいか、途中から話しているのはヒロシ君なのか、私なのか、息子なのか、それだれか知らない人なのかの線があやふやになっていました。

華やかな表情で二人に質問しているのはおばあちゃんたちなのか、私なのか。

作業を捨ているのは、仕事仲間なのか、ヒロシ君なのか、私なのか。

見ているのはほんとに私なの?

聞いているのはほんとうに私なの?

 ほんとうに不思議な時間でした。

どうしても、どう考えても私も彼らも山も太陽も定食も祭礼のにぎわいも甘酒も川の音も「ひとつ」なのでした。

 私の?世界の?真ん中からごうごうと何かが湧き出してくるみたいでした。

すべてが何の過不足もなく、深く穏やかに暖かいもので満ち満ちていました。

 

その時は言葉にできなかったけれど、

ヒロシ君と山々と私は同じものからできていて、 ただ現れ方として

ヒッチハイク全国を縦断するヒロシ君」

「夏の生きる力に満ち溢れた山」

「私」

に、分かれているだけ、でした。

 

分かれの時に、その思いでカラダが震えました。

あったかい涙で胸が暖かくなりました。

旅立っていく彼の後姿に

心から彼の前途を祈りました。

心から私の前途を祈りました。

心から、すべての人の前途を祈りました。

 

 

少し時間が経ち、ひとりになって高速道路で相棒と走っている時にすとんと降りてきた気持ちがありました。 

 

 

大丈夫。

私が大丈夫だから、すべて何もかも大丈夫。

 

 

 

ああ、どうか実現できる強さが私にありますように。

 

 

 

f:id:crystalai610:20160824214536j:plain