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山と田んぼと太陽と

田舎暮らしもめでたく二年目☆のはてな?とびっくり!ときどきジーン(涙…な日々。さすけねぇ、笑ってくなんしょ♫

オソレイズム~はじまりの美術館@猪苗代町

このところの私の課題は、次の予定の時間までは何をするか?(笑)です。

一番初めに思い付いたことをすることにしています(うふふ

 

そこで、今日の空き時間は11時から14時です。

スタート地点は「道の駅ばんだい~徳一の里きらり」です。

でも今回は、ひらめいた!というよりは、朝一出発する時には決めていた…という感じでしょうか?

 

そして、今回もヒッチハイク事件?とは全く違ったテイストでしたが、文字通りに「どきどきわくわく」の嬉しい濃厚な時間を過ごせたというご報告をさせていただきたいと思います。

 

 

福島県耶麻郡猪苗代町にある「はじまりの美術館」での「オソレイズム」と題された展覧会に行ってきました。

 

hajimari-ac.com

 

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自ら進んで美術館に行ったことなんて、思いつく限りございませんような体質です。

 

あ、行ったなぁ…西会津国際芸術村の縄文土器展(*_*)でもそれはまた別の物語としましょう。

 

 

実は少し前に「とてもエキサイティングだったよ」とトマトの上司のヤナギバさんが教えて下さったので、行きたい!と思っていた場所でした。

 

 

 

道の駅ばんだいからは約20分、国道7号線をまーーーーーっすぐいったところでした。

迷いません。ひとつだけ信号を曲がるともうそこに…

 

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入口の外観はこんな感じ。

築120年の蔵を改装したというとてもこじんまりとした、でもほっと落ち着く美術館でした。

 

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作品の写真撮影は一部の作品を除いてOKとのこと。

(作品の写真の下に作者名を記する等の条件付き、詳しくは入場の際に頂くパンフレットに記載されています)

 

 

 

入ってすぐのスペースで出迎えてくれたのは

 

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(正己地蔵~山際正己氏作)

 

日々、来る日も来る日もこの正己地蔵をつくり続けていらっしゃるとのこと。

その継続する力のすごさと、同じように見えて、でもそれぞれの表情のほんとうに豊かな存在感の深さに感心するばかりでした。

 

そして…

 

 通路の奥には…

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(かお~鎌田紀子氏作)

 

フライヤーに掲載されていた作品なのですが、このような配置で、このようなライティング…

もう、ファーストインプレッションでノックアウトです(泣

 

子どもの頃、汲み取り式だったトイレに行けなかった理由を鮮明に思い出してしまいました(マジ、怖かったんだょ…

 

 

 

 

思わず息を飲むような、

思わず足音をひそめてしまうような、

思わずカバンを抱きかかえてしまうような、

そんな光景があちこちにありました。

 

 

 

なお。これ以上は展示の順序や構成が大きくかかわっているので、私のつたない写真で作品のイメージを台無しにしてしまわないために載せないことにしました。

ひとつひとつがとてもインパクトがあり、気づくと手が震えて足が震えて心が震えてました。

 

 

 

なかでも、私の回路を壊したのはこのかたのは作品でした。

 

金子富之氏です。

 

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ドローイングノート~金子富之氏作)

 

壁を埋め尽くす高校生の時から書き溜めたドローイングノート(1997年-2015年)

 

このほかにもこのボリューム。

緻密に、大胆に、『 この世ならざるモノに姿を与える』。

一枚一枚からびりびりと音を立てるように伝わる、思いの深さ。

 

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 (ドローイングノート、ファイル~金子富之氏作)

 

こんなにも長い長い時をかけて、注いだ想いの強さと深さ、そして使命感のようなまっすぐな意志。


書き続けていくチカラ。

 

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(樹霊と月~金子富之氏作)

 

ああ、私がずっとずっと怖いと感じて、見ないことにしていたのはこの世界だ。

とても重く暗く冷たく、そしてはかなく、それでいてとてもチカラに満ちているこの世界にまっすぐに向き合って、それを見えるカタチに現わすことができる人がいたことに『畏怖』という言葉があてはまるような感情が湧きあがりました。

今までの震えとは種類の違う震えに全身が包まれました。

 

 

世界は、ほんとうに広い。

 

 

 

そしてもっとも、私を捉えて離さなかったのはこの作品でした。

 

天手力男神アメノタヂカラオ

ちょっと開いた天岩戸をこじ開け、太陽神アマテラスを引っ張り出したとされる古事記に載っている神様です。

長野県の戸隠神社の奥社のご祭神でもあります。

そもそもこじ開けた岩戸を放り投げたら、戸隠山になったそうです。。。

戸隠神社のHPに書いてありました。)

 

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 (天手力男神~金子富之氏作)

 

ゴゴゴゴゴと、大地を揺るがす地鳴りのような音が聞こえてくるようでした。

この力強さ、存在感。

サイズをメモってくることなんか思いつきもしないくらい心奪われていました(言い訳

ざっと、障子2枚分でしょうか…(関係各位、ほんとうに申し訳ございません。

ひと目ではおさまらないくらいの大きさです(ほんとうに大変申し訳ございません。

 

 

ふと気がつくと展示室には私だけでした。

貸し切りだ…とちょっと心細く思いながら振り返ると…

この光の先がさくっと眉間に突き刺さり、射止められてしまいました(爆

とても不思議な感覚でした。

そのうちに自分自身の内側からの振動に体が揺れるようになってきたので

いつものようにアタマの天辺から息を抜くイメージで呼吸してみました。

 

いつの間にか部屋は寒天のような密度のある透明な空間になり、

作品の天手力男神が揺さぶっているのか、

私の中からのチカラが振動しているのか、

全体がブーンと音を立てて微細な居心地のよい振動をはじめたように感じ、

どこまでが作品で

どこまでが空気で

どこからが私なのか

区別がつかなくなりました。

 

あとは…言葉になりません。

とてもいい経験をさせていただきました。

 

その至福の時間に感謝をしつつ、

ブーンと震えたままのやけに薄っぺらく感じるカ自分のカラダ(だと思われる物体)を持て余しながら次の順路に向かいました。

 

ところが、もう私の脳みそはこれ以上の刺激はムリと、見ることすら拒んでしまったので今日のところは勘弁していただくことにしました(軟弱

 

この後、1時間以上の運転があるので、感覚を運転できるくらいには平常モードに戻そうと(言い訳

併設されているカフェに寄らせていただきました(マジ嬉♪(´ε` )

 

 手前が展示室。奥がカフェです。

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 窓からの光と木のカウンター(ほれぼれ

 

注文したのは「かぼちゃの甘酒スープ」(´∀`嬉 )

もちろんおコメどころのマジ麹の甘酒なのでノンアルコール。

かぼちゃと麹のだけとのことですが、ほんのりと甘くてめっちゃおいすぃい♡

胃が、カラダが喜んで吸い込んでいく感覚が、これまた嬉しくて。

 

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でも、このカフェで一番気になったのは、奥に逆さまに置かれた、スッタフの方のものであろう富士山のマグカップ(関係者各位。ほんと申し訳ございません。

 

こちらに来て以降、富士山ロスの私は富士山ものにとても弱く…ロックオンでした(爆

 

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おなかもこころもじんわり幸せに包まれての帰り道。


国道7号線は磐梯山の山すそを縫うように走る道なので、磐梯山がめっちゃ近い。

走っているとなかなか写真撮れないんだよね~と思っていると。

磐梯山展望エリアと区切られた道路沿いの停車できるスペースがあったので思わず観光♫

 

でも、残念ながら磐梯山は雲隠れ。 

アタマ隠して…おなか隠さず的な様相でした。

 

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 そして。

振り向いた後ろの景色はこんな感じ。

 

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あたり一面に「もう、まもなく…」な稲穂がのんびり風に揺れていました。

 

(じーっと見ていると…またもや寒天の襲来の予感…この揺らぎの感覚は先ほどのタヂカラオとは違って、穏やかな寒天を招いて…爆)

 

磐梯山からの雪どけの水で育まれたお米はどんだけ美味しいんでしょうか!?!

たたた楽しみでっす♡

 

 そんな夏の日、山のふもとに冒険に出かけたお話でした。