山と田んぼと太陽と

田舎暮らしもめでたく二年目☆のはてな?とびっくり!ときどきジーン(涙…な日々。さすけねぇ、笑ってくなんしょ♫

岩屋虚空蔵菩薩尊ご縁日〜奥川de至福。ちょっと冒険。

今日はしとしとと雨の降るなか、また別の祭礼に参加してきちゃいました。

 

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さっぱりとしたポスターで、協賛金500円と、豆腐汁がご馳走になれるということしかわからなかったのですが、

出戸(いでと)地区とは、ヒッチハイカー君達と訪れた聖天歓喜天のお社よりもっともっとずっと奥!だと聞いて、

今日もウキウキと仕事の合間にLIFF君と山道を駆け抜けたのでした。

 

奥川は、日本有数の豪雪地帯と言われるこの地域でも群を抜いて雪の深い地域でもあります。

いくつもの峠を越えて国道49号線にたどり着くような土地柄なので、いったん雪が積もってしまうと凍りつき車の移動がままならず、孤立してしまうようなところなんだそうです。

 

その景色もキレイナンダロナミテミタイと憧れる、雪国初心者のワタシ。

そんなに楽しい話ばっかりじゃないよと、奥川に実家のある知人。

そのくらい、雪に閉ざされてしまう山奥の集落。

 

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受付のテント。

締め切り時間ギリギリちょい手前て滑り込み…

なんだかんだと竹でできた杖をわたされました( ̄◇ ̄;)なぜ。

 

 

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あーいらっしゃるのは虚空蔵菩薩さまなんでぇす…か……あ?

 

なぬ!Σ(゚д゚lll)35分?!?

 

ここここここから35分歩くんでござるか??!?

 

マジか(; ̄ェ ̄)聞いてなぃ…

小雨が降ってるんだよなぁ…

 

道、ダイジョウブなんだろか。

 

 

 

あら、あららら(=゚ω゚)

ちょっとぉ!風情あるステキな雰囲気♡じゃーあーりませんかぁ!

 

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あぁ、音が空気が視界が変わる……。

ひとの気配が消えていく。

頭上からは細かい雨が葉を優しく鳴らし、

少し向こうからは川のせせらぎ、

そして呼吸するたびに全身が洗われるような穏やかな山の匂い。

 

自分が山の一部になる不思議な感じがしました。

 

 

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雨のあとで少し濁ってはいましたがきれいな流れです。

たくさんの人が歩いたのでぬるぬるになった山道。

杖を借りてきてよかった。

 

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道のすぐ下は緑深い谷。

 

 

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高さ2Mはある巨石。

ここは岩の山で、そこに堆積した土の上に草木が生い茂っているのだが、とても長い間人の手が排他なかったおかげでこんなに豊かなのだそう。

そしてこのあたりは川の上流であるにもかかわらず、丸い印象の岩がごろごろしているとのこと。

理由は…研究する人がいないので、いまだ解明されていないのだそうです。

 

三角の穴。

 

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人の声が。

川のせせらぎが、聞こえる。

 

沼るんだ長い坂を下って橋を渡った向こうに先客の姿がやっと見えました。

下るのか…むむむ…緊張する(@_@;)

で、上るのか…むむむ。

 

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坂をあがって行くとこの景色。

山の自然の中に突然現れる人工物。。。

美しい105段ある、苔むす階段。

その上に目指す岩屋が。

 

 

左にいる男性はこの階段を下りてきましたが、実は右手に進むと参道がちゃんとしつらえてあったのでした。

もちろん私は参道へ(*^^)v

 

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その参道の途中から取った岩谷の写真は全部こんな感じになってしまっていました。

紅白の旗と、その手前に見える通路というかデッキはこの日のために仮設されたもので、今日14時にこのお祭りが終わったら取り壊してしまうのだそう。

そして、また一年後のこのご縁日まで扉も閉ざされてしまうと、帰り道に同行してくださった関係者の方に教えて頂きました。

 

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この岩谷の上の方、頂上辺りを古来から修験者が修行の場として使っていたのだそうです。

その頃からこの屋根のようになった岩屋で雨露をしのいで体を休めるようになり、徐々に進行の場として仏像が納められる余殃になったのだそうです。

今では小さいながらも拝殿の中に納まっていらっしゃる虚空蔵様も初めの頃はそのままむき出しでぽんと置かれていたのだそう。

 

手前は「おびんつるさま」です。

お釈迦様の弟子16羅漢の賓頭蘆(ビンドラ)というお名前からこう呼ばれているそうです。

願い事をしてお座布団から持ち上げます。

朝からのお神酒ですっかりいい感じになっていた世話人の方のお話では願い事して持ち上げて、軽かったら叶い、重かったら叶わないと聞いたのですが。

受付のテントで頂いたパンフレットによると、ちょっと違う(-。-)y-゜゜゜

まあ、気はココロってことでいいことにします(なんて身勝手な!笑

 

左手奥の黒い棚にきっちり納まっているのは「おみくじ」です。

参拝するとひかせて頂けます。

これ、こんなおみくじは初めて見た。

素敵☆

皆さんにも引くチャンスがありますように。

 

は?私?

二十四番の「凶」でした。

まあ、要するに「つつしむべし」とのこと。

 

さて、本日の主役の岩屋虚空蔵菩薩さまは町の重要性文化財で1511年に僧侶の真海十穀と越後、仏師のせん曉の三人が造立したそうです。


奥の小さいお堂の中にいらっしゃいます。


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 頂いたお神酒と感謝を飲みほしました。

 

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これが岩屋を作っている岩の表面。

とても大きな一枚の岩で、なぜかこの部分のみえぐれるように浸食されて三畳くらいのスペースができたのだそうです。

500年前からこの集落で守ってきた岩屋。

 

 

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帰り道は道つれありで、いろいろな昔の話をお伺いすることができました。

 

今回のこの一日のご縁日のために、一週間くらい前から集落の人が総出で

 

草刈りをし、

掃除し、

道を整え、

急な道には階段を設置し、

仮設の通路を組み立て、

お神酒や振るまいに使うあれこれを運び込み…

相当なご苦労を担っていただいたそうです。

 

そのような時間があり、初めて私はこの体験ができました。

 

 

 

感謝。

 

 

森も喜ぶはずです。

 

 

 

そして、雨は上がり。。。

 

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下界へとたどり着いた私にはご褒美が待っていたのでした。

お約束されていた豆腐汁。

お赤飯。

山菜と鱈のおひたし

きゅうりやナスのお漬物。

かぼちゃの煮物。

粕漬け、みそ漬。

いんげんのゴマ和え。

そうめんかぼちゃの煮物

それから、それから…

 

これをご褒美と言わずなんというんだろう。

 

至福のひととき。

 

 

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高齢化率?75%の集落で、このお祭りを、この至福の時間を提供してくださった皆さん(のうちの一部、撤収当番の方々)に感謝。

 

 

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また、奥川はT〇KIOの長〇君が福島県の命を受けてPR映像を取りに来るような、美味しいお米の産地でもあります。

量が少ないため、なかなか都会では手に入らないとのこと。

 

実は、岩屋にいらしゃった世話人の方のおひとりは、全国の食味コンテストの大会で金賞を取ったお米の生産者の方でした。

 

コホン……みなさま、ご心配なく。

 

お名刺、下さいました(*^^)v

新米取れたころ、遊びに行っちゃうからね!とお神酒の勢いを借りてお約束もしてきちゃいました(*^^)v

 

ああ、なんてゼイタク。

 

 

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帰り道。

美しい景観を作ろうと取り組まれている奥川の皆さんの心和む作品です。

あちこちに、ほんとに手をかけた「おもてなしの心」があふれている奥川からお届けいたしました。

 

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