山と田んぼと太陽と

田舎暮らしもあっという間に3度目の冬☆はてな?とびっくり!ときどきジーン(涙…な日々。さすけねぇ、笑ってくなんしょ♫

流れ星のキセキ

帰りついたこの町はいつも通りの静寂に包まれ

満天の星空だけが華やかに歌っていました。

私はいつもように車に寄りかかり、空を見上げて

その歌を観ていました。

 

光はゆらゆらと揺らめき

闇はゆっくりとうねるように流れ

この星空全体がひとつの生命のようにもみえました。

 

その時。

 

右のほうからすーーーっと星が流れてきました。

ゆっくりと長いキセキを残しながら左手へ消えていきました。

 

私はその瞬く間に描かれたキセキの美しさに

あぁと小さく呟きながら息を飲むのが精一杯でした。

 

そして

そのキセキがあまりにも美しかったので、

私はもう一度見られないものかと、

そのキセキの気配を探し始めたのでした。

 

あの瞬きのむこうに

その揺らめきの後に

このうねりの境に

この満天の星空でなら

またキセキがみえるかもしれない…と。

 

 

そんな風に夜空を見上げながら、

長い間そのまま立ったままでいたのです。

 

 

キセキを探して

キセキのおこらない世界を見ていた

 

キセキを待ち望みながら

キセキはなかなかおこらないと思っていた

 

 

そして私は、

もうあのキセキから見離されてしまったのではないかと

悲しんだのです。

 

 

おんなじキセキは二度とない。

それなのにあのキセキをもう一度!

もっともっとと欲しがり続けて

いま目撃したキセキをこの瞬間にただただひたすらに喜ぶ。

そんな簡単なことができないのでした。

 

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