山と田んぼと太陽と

田舎暮らしもあっという間に3度目の冬☆はてな?とびっくり!ときどきジーン(涙…な日々。さすけねぇ、笑ってくなんしょ♫

Worlds end

涙をこらえながらそこに立っていた。

ずっと向こうの窓の外に見える雨を数えていた。

一刻も早く約束の時間になって

ここから解放されるのを待っていた。

 

何もかも全てに嫌われて疎まれて

目の前に「この世の終わり」が転がっていた。

 

 

その時。

ずっと向こうに坐っていた人が、ふっと目をあげ

私と目が合ったとたんに微笑んでくれた。

 

 

その時に、何かが大きくスパークした。

 

 

同時に、世界の色のトーンが変わった。

 

 

 

あれっと思っていると

風邪、大丈夫?と声をかけてくれる人がいた。

ぜんぜん見当違いの事を聞いてくる人がいた。

緊張した作った笑顔で頼みごとをしてくる人がいた。

おはようと言われて顔をあげた時、その人の笑顔をはじめて見た。

…そして、そして。

 

 

私は自分を取り巻く、やわらかい暖かさを感じた。

 

 

 

「設定が変わった」

 

 

 

ふと、さっき見ていた、ずっと向こうの窓の外に目をやると、

やわらかい陽の光が差し込んでいた。

 

 

あんなに大粒の雨が降っていたのに、

このわずかな間に外は晴れあがっていた。

 

 

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思わず、ほほがゆるんだ。

 

こんなに単純な事だったんだ、ここから解放されるのは。

いま、私は「この世のはじまり」に包まれている。

 

 

あたたかい。

 

 

 

あとは私がほほえむだけだったんだ。

 

 

 

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哀しくせつない世界が終わりを告げた日に。